射出成形機好調で大幅増益 日精樹脂の22年3月期

2022年05月19日

ゴムタイムス社

 日精樹脂工業の22年3月期連結決算は、売上高が487億3100万円で前年同期比17・1%増、営業利益は25億7700万円で同125・1%増、経常利益は29億4000万円で同174・6%増、親会社株主に帰属する当期純利益は26億8000万円で同347・6%増。新型コロナウイルス感染症の世界規模の感染拡大による経済の停滞から一定の回復が見られたこと等から、増収となった。利益面では主力である射出成形機の需要が回復したこと等から営業利益、経常利益ともに増益となった。

 製品別の売上高は、射出成形機は、売上高は379億8900万円で同21・1%増、部品は66億4000万円で同期比10・0%増、周辺機器は20億4000万円で同15・0%増、金型等は、20億6000万円で同14・7%減だった。

 セグメント別では、日本は、売上高が164億8200万円で同16・7%増、セグメント利益は18億2900万円(前年はセグメント損失1億1300万円)。自動車関連等の需要が堅調に推移したこと等から増収増益となった。
欧米は、売上高が178億7900万円で同8・9%増、セグメント利益は4億8500万円で同35・5%増。自動車関連等の需要が堅調に推移したこと等から増収増益となった。
アジアは、売上高143億6900万円で同30・0%増、セグメント利益は8億1400万円で同59・8%増。IT関連を中心に需要が堅調に推移したこと等から増収増益となった。

 23年3月期通期の連結業績予想は、売上高は510億円で前期比4・7%増、営業利益は30億円で同16・4%増、経常利益は31億円で同5・4%増、親会社株主に帰属する当期純利益が19億円で同29・1%減を見込んでいる。

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