昭和ホールディングスの22年3月期連結決算は、売上高が97億8500万円で前期比28・4%減、営業損失は9800万円で同116・1%減、経常損失は4億9000万円(前年同期は1億8600万円の損失)、当期純損失は9億1700万円(前年同期は12億2800万円の損失)となった。
セグメントのうち、ゴム事業の売上高は16億7737万円で同0・3%増、セグメント利益は2億4220万円(前年同期は4733万円損失)となり、増収増益となった。ライニング業界では20年3月をもって東日本における競合会社が撤退して以来、積極的に営業拡大を進めた結果、より多くの事業案件引き合いを取り込むことができたことから、受注が安定し好調に推移した。海外事業でもタイ、マレーシア、ベトナム、インドネシアなどで着実に引合い件数を伸ばしている。
23年3月期の連結業績予想は、同社グループを取り巻く事業環境が目まぐるしく変化しており、同社子会社等が進出している各国の状況を詳細に精査・検討を行う必要があることから、公表を差し控えるとしている。
2022年05月17日