住友ゴム工業は5月13日、米国・ソルトレイクシティで5月7日に最終戦を迎えた全米選手権のひとつ「2022 AMAスーパークロス」で、ダンロップブランドのタイヤを供給するライダーが、全ての階級(「450SX」「250SX EAST」「250SX WEST」)でシリーズチャンピオンを獲得し、13年連続で全階級を制覇したと発表した。
450SXクラスでは、最終戦を待たずに第16戦でタイトル獲得を確定させ、全17戦中7戦を制した「Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team」のイーライ・トマック選手が2度目のシリーズチャンピオンを獲得した。250SX EASTクラスでは4度の優勝に加えて全てのレースで表彰台にのぼり、シーズンを通して他を圧倒する走りを見せた「Team Honda HRC」のジェット・ローレンス選手が、250SX WESTクラスでは「Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team」のクリスチャン・クレイグ選手が第1戦での優勝を皮切りに、シーズン序盤からポイントをリードし初のシリーズチャンピオンを獲得した。
AMAスーパークロスは全米選手権のひとつで、野球場などのスタジアムに土砂を搬入し造成したテクニカルなコースで争う、世界中にファンを持つオフロードレースとして知られる。ジャンプ・フープス・鋭いコーナーが連続するタイトなコースでの戦いにおいて、タイヤにはトラクション・制動力・コーナリング力など、高い性能が求められる。13年連続全階級制覇に加えて、ダンロップライダーがシーズンを通して全階級で表彰台を独占したことで、ダンロップタイヤの高い総合性能が証明されたことになる。
同社は、今後も高性能タイヤを世界中のライダーに提案し、さまざまなライディングシーンを足元から支えていくとしている。