豊田合成は5月13日、パシフィコ横浜で25日から27日まで開催される「人とくるまのテクノロジー展2022」に出展し、社会的に関心の高まるカーボンニュートラルや電動化に対応した製品・技術などを紹介すると発表した。
同社はカーボンニュートラル対応として、「製品のライフサイクル(原材料調達、生産~リサイクル・廃棄)でのCO2削減」の取り組みを紹介する。また、電動化技術では、BEV(電気自動車)に対応した「フロントパネル」や、FCEV(燃料電池自動車)向けの「高圧水素タンク」を展示する。
主な展示品として、カーボンニュートラル対応では「サステナブルマテリアルカー」を初展示する。脱炭素・循環型社会の実現に寄与する車の内装コンセプトが特徴で、ゴム・樹脂の「リサイクル材」「バイオ材(植物由来素材)」などをコックピット部品に活用している。
電動化対応では、「BEV対応フロントパネル」「高圧水素タンク」を展示する。初展示の「BEV対応フロントパネル」は、新たな車の顔となる樹脂製パネルが特徴で、BEVらしい先進的な「意匠性」と先進運転支援システムを支えるミリ波レーダやLiDAR近赤外線の「透過機能」を両立させている。「高圧水素タンク」はFCEVの主要部品の1つで、水素を高圧約700気圧で圧縮して効率的に貯蔵する。