豊田合成は5月16日、国際連合が発行した「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、「豊田合成グループ人権方針」を策定したと発表した。同社は、同社の事業に関わる国と地域で、人権を尊重する経営を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
「豊田合成グループ人権方針」の項目は、①人権尊重へのコミットメント、②適用範囲、③人権デューデリジェンス、④是正・救済、⑤教育、⑥進捗確認と情報開示、⑦対話・協議の7項目となっている。
同社は、これまでも経営理念に掲げる「人間性の尊重」を誠実な事業活動の基盤と考え、グループ行動憲章においても人権や個人の多様性に関する行動指針を定めるなど、健全で働きやすく安全な職場づくりに努めてきた。
今回策定した方針は、同社グループの人権に関する最上位レベルの方針として位置づけられる。同社は今後も「誠実な会社」であり続けるために、事業活動に関わる国や地域において、関連する法令を遵守するとともに、良き企業市民としてあらゆるステークホルダーの基本的人権を尊重した活動を推進するなど、人権にまつわる課題に真摯に取り組んでいくとしている。