横浜ゴム、植樹会を支援 岩手「平成の杜」で

2022年05月23日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは5月18日、岩手県上閉伊郡大槌町の大槌浄化センター敷地に隣接した「平成の杜」で、4月28日に大槌町立大槌学園が「ふるさと科」授業の一環として行った植樹会に、苗木提供と植樹の支援を行ったと発表した。

 今回の植樹会により、2012年から始まった大槌町「平成の杜」マウンドでの活動としては約2万5000本、「ふるさと科」授業としては約6000本の植樹を終え、同社の「平成の杜」での植樹を完了した。これまでの長年にわたる植樹活動に対し、平野公三大槌町長より同社に感謝状が贈呈された。

 同社は、故・宮脇昭氏(横浜国立大学名誉教授)が東日本大震災後に提唱した東北地方の太平洋沿岸に防潮林を築く「いのちを守る森の防潮堤」構想を取り入れた「鎮魂の森」づくりに賛同し、東日本大震災復興支援活動の一環として2012年にモデルケースとなる植樹会を開催した。その後、森を「平成の杜」と命名、以来、毎年春に地元住民の方々とともに「平成の杜」植樹会を行い、2014年からは大槌学園の児童・生徒による植樹を開始し、2020、2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時中断したが、今年は感染防止対策のうえ大槌学園4年生の児童79名が参加し、12名の同社社員がボランティアスタッフとして指導に当たりながら、常緑広葉樹などの東北産苗木528本を植樹した。

 同社グループは、2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のESG経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げ、事業活動を通じた社会課題への貢献を持続的な企業価値向上に繋げている。環境課題では「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」「自然との共生」の3つを柱とし、それぞれに中長期目標と達成に向けたロードマップを設定している。「カーボンニュートラル」では、国内外の生産・販売拠点に苗木を植える「YOKOHAMA千年の杜」活動などのカーボンマイナス活動と合わせて、2050年に自社活動のカーボンニュートラル化を目指していくとしている。

 

植樹をする大槌学園の児童と横浜ゴム社員

植樹をする大槌学園の児童と横浜ゴム社員

平野大槌町長(左)から感謝状

平野大槌町長(左)から感謝状

 

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