中部ゴム工業用ゴム製品卸商業組合(中部ゴム商組)は5月19日、名古屋観光ホテルで第43回通常総会を開催した。コロナ感染拡大の影響を踏まえて書面決議による開催となった一昨年、昨年に代わり3年ぶりに対面で総会を実施した。
中部ゴム商組通常総会の前に愛三岐支部の第41回通常総会が開催され、51名(本人出席30名、委任状21名)が出席した。甲田昌史(池内ベルト商工)支部長が挨拶した後、第1号議案(令和3年度事業報告)や第2号議案(令和3年度決算書類関係)、第3号議案(令和4年度事業計画案)、第4号議案(令和4年度収支予算案並びに経費の賦課徴収方法案)、第5号議案(役員改選案)について審議され、いずれも原案通り承認された。役員改選では甲田支部長、家田高蔵副支部長(カジウラ)、木村憲藏副支部長(丸善)、各幹事・監事も再選され留任となった。
続いて中部ゴム商組の通常総会では76人(本人36人、委任状40人)が出席した。物故者への黙祷後、挨拶に立った加藤巳千彦理事長(カテックス)は「コロナ禍で一昨年と昨年は思ったような組合活動はできなかったが、ここにきてコロナ感染者数も減少傾向にあり、コロナの変異株が出ないかぎりは経済活動も戻るのではないかと思う」と話し、「今年度は通常通りの組合活動を開催したい。従来通りの対面での活動はもちろんリモートを活用した活動も行うことで、皆様の理解と協力を賜りながらハイブリットな活動を積極的に進めていきたい」と締めくくった。
議案審議では第1号議案(令和3年度事業報告)、第2号議案(令和3年度決算関係書類承認)、第3号議案議案(令和4年度収支予算並びに経費の賦課徴収方法案)、第5号議案(任期満了に伴う役員改選)について審議し、いずれも原案通り承認した。第3号議案の令和4年度事業計画では、経営に関する事業や教育・指導に関する事業、広報に関する事業、交流・親睦に関する事業を計画している。令和3年度の組合員数の増減は組合員が増加1社、減少2社で88社。賛助会員数は31社(前年度と増減なし)となった。
役員改選では、加藤巳千彦理事長、加藤龍雄副理事長(加藤ゴム)、大野裕副理事長(大野光)は留任し、川島健一理事相談役(川島商事)も留任した。常任理事には神谷信次(神谷ベルト)氏が経営研究部会に就任し、理事には太田直美氏(太田廣)が就任した。その他の常任理事、理事、監事は留任となった。
総会終了後、場所を移し、コロナ対策を施しながら懇親会を行った。加藤理事長の挨拶の後、川島理事相談役が乾杯のグラスを上げて懇親会がスタートした。中締めの挨拶に立った加藤龍雄副理事長は「コロナ禍は続いているものの、少し明かりが見えてきた印象だ。加藤理事長が話ししたように今年は様々な事業を開催するので、皆様も積極的な組合活動への出席をお願いしたい」と呼びかけ、「皆さまのご健勝とご多幸、コロナを克服し従来の生活に戻るように、戦争のない平和な世界が来るようにという3つの願いを込めて三本締めで終えたい」と挨拶を締めくくり、出席者は三本締めを行い閉会した。
2022年05月23日