日本ミシュランタイヤ㈱は、J.D.パワー アジア・パシフィックが日本で行った2011年日本OEタイヤ顧客満足度調査のパッセンジャーカーセグメントで第1位となったと発表した。
同調査は新車を購入し車両購入期間が7~18ヵ月の乗用車の所有者を対象に、新車に装着されたタイヤについてユーザーの満足度を調べるもの。
今年で10回目となり、2010年3月から2011年2月の間に新車を購入した乗用車ユーザーに対し2011年9月にインターネット調査を実施し、総勢5419人から回答を得た。
今回の調査は、「ハンドリング/グリップ性能」、「乗り心地/静粛性」、「耐久性/信頼性」、「見映え」の4つのファクターに分類される評価に基づいて行われ、同社は軽自動車、コンパクトカー、パッセンジャーカー、ミニバンの4セグメントのうちパッセンジャーカーセグメントで第1位になった。
同社はこれまでに、J.D. パワー アジア・パシフィックが2002年より行っている日本OEタイヤ顧客満足度調査で2002、2003、2004年の3年連続で第1位。4回目となる2005年の調査からセグメントごとにランキングが発表されることになり、同社は同年のパッセンジャーカーセグメントから今回まで7年連続で第1位となっている。
さらに今回、パッセンジャーカーセグメントでは全ファクターで評価が高く、総合満足度で業界平均を74ポイント上回り、第1位となった。
また同社は、J.D. パワー アジア・パシフィックが2004年より行っている日本冬用タイヤ顧客満足度調査で、2004、2005、2006、2007、2008、2009、2010、2011年の8年連続で第1位。さらに、J.D. パワー アジア・パシフィックが2009年より行っている日本リプレイスタイヤ顧客満足度調査のパッセンジャーカーセグメントでも、2009、2010年の2年連続で第1位という結果となった。
同社のベルナール・デルマス社長は、「ミシュランが日本OEタイヤ顧客満足度調査のパッセンジャーカーセグメントにおいて7年連続第1位を獲得したことを大変光栄に思います。ミシュランは、タイヤに求められる性能のトータルバランスを重視するという基本理念を持っています。これは、『省燃費性能』や『スポーツ性能』など、それぞれのタイヤ製品を特徴付ける性能要件を高い次元で追求しつつ、決してその他の性能を妥協しないということです。また、新車装着用、補修用にかかわらずこの考え方は共通であり、それぞれに同一のタイヤラインナップを提供しています。全てのミシュラン製品の根底にある『トータルバランス重視』という基本理念が今回の結果にもつながったと確信しています」と語った。