横浜ゴムは5月25日、2022年5月26日~29日にドイツで開催される「第50回ニュルブルクリンク24時間レース」において、最高峰クラスのSP9クラスに参戦するBMWカスタマーチーム「ヴァルケンホルスト・モータースポーツ」の「BMW M4 GT3」3台にアドバンレーシングタイヤを供給すると発表した。供給タイヤは「アドバンA005(ドライ用)」と「アドバンA006(ウェット用)」。
同社は「ヴァルケンホルスト・モータースポーツ」とパートナーシップ契約を締結しており、「ニュルブルクリンク24時間レース」と「ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)」でタイヤを供給している。今回は「NLS」において昨年の第6戦で優勝、今年4月の第2戦で3位を獲得したChristian Krognes選手に加え、元BMWワークスドライバーでFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)やSUPER GTでの活躍で知られるJörg Müller選手などがドライバーを務める。なお、Christian Krognes選手らがステアリングを握る101号車はボディサイド、ルーフ、リアウイング部にYOKOHAMAロゴを大きくレイアウトした専用カラーリングの車両で参戦する。
同社は2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のタイヤ消費財事業において高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げている。その中で、モータースポーツ活動を技術開発および「アドバン」「ジオランダー」ブランド強化の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。