豊田合成は5月27日、次世代のワイヤレス給電であるマイクロ波給電の独自技術に強みを持つスタートアップ、Space Power Technologies社に出資したと発表した。
Space Power Technologies社は京都大学発のスタートアップで、ワイヤレス送電時の電力ロスを抑える技術に強みを持っている。
ワイヤレス給電は、ケーブルを使用せず、離れた場所の電子機器などに送電ができる技術で、その中でもマイクロ波給電は送電距離が長いことが特長となっている。実用化に向けては、送電量の向上が期待されている。
同社は、車室内の快適性の向上やスマートシティのインフラとしての活用などを視野に、これまでも米国のOssia社との協業によりマイクロ波給電の開発を進めてきた。今回、Space Power Technologies社とも連携することで、早期実用化に向けて開発を加速させていくとしている。