エボニックインダストリーズは5月30日、サステナビリティ・パフォーマンスについて、格付け機関エコヴァディス社(EcoVadis)から高い評価を受け、再びプラチナ評価を獲得したと発表した。同社は、化学業界およびその他すべてのセクターにおいて、今回の調査対象企業の中で上位1パーセントに入る高い評価を得ている。
同社サステナビリティ担当執行役員のトーマス・ヴェッセル氏は、「エコヴァディスから再びプラチナ評価をいただけたということは、当社のサステナビリティ戦略が認められたということを意味する。私たちは、ステークホルダーとの密接な対話を通じて、バリューチェーン全体におけるサステナビリティを推進している。自社の生産とビジネスプロセスだけでなく、サプライチェーン、とりわけお客様にとっての製品のメリットや用途にも常に注意を払っている」とコメントしている。
エコヴァディスのサステナビリティ評価では、環境、労働と人権、倫理、持続可能な資材調達の各分野における企業のサステナビリティ・パフォーマンスが評価の対象となる。また、2500以上の公開情報をもとに評価が行われる。
同社は、化学業界のイニシアチブ「Together for Sustainability(TfS)」(サステナビリティのための協力)の創設メンバーであり、同イニシアチブのパートナーであるエコヴァディスが実施する評価を毎年受けている。TfSは、サプライヤーに対し統一性のある監査と評価を実施し、さらにトレーニングを行うことで、グローバルサプライチェーンの透明性と持続可能性を高めることを目的としている。