豊田合成は6月1日、環境保全に関する課題、目標や取り組み事例などを社内で共有する「バーチャル環境展示会」を同日より開始したと発表した。開催期間は6月30日まで。
同社は、カーボンニュートラル社会の実現に寄与するため、2050年までに「CO2排出量をゼロ化」する目標を掲げるなど、全社をあげて取り組むなか、従業員一人ひとりが環境問題を自分事ととらえ行動できる風土づくりの一環として、2016年から同展示会を開催している。
環境展示会は、例年、社内の会議室にパネルなどを展示する形で行ってきたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止しつつ、より多くの従業員がいつでも利用できる手段として、昨年からオンライン(イントラネット)を活用、今回は従業員向けスマホサイトへも掲載している。世界の環境動向、同社の環境への取り組み、社内外の好事例などを掲載しており、絵や動画などでわかりやすく紹介している。
主な内容は、①世界の環境動向(地球温暖化、資源の浪費、生態系の危機などの各国の取り組み)、②当社の取り組み(2050環境チャレンジ、Targets50&50、第7次環境取組みプラン)、③同社の重点活動(カーボンニュートラル促進プロジェクト、製品ライフサイクルでの取り組み)、④社内外の好事例(工場でのCO2排出量・廃棄物量・水使用量の低減)、などとなっている。