大阪ソーダの機能材事業部は世界トップシェアを誇るエピクロルヒンドリンゴム「エピクロマー」、新規事業として注力するアクリルゴム「ラクレスター」といった特殊合成ゴムを取り扱う。このほか、低燃費タイヤの性能向上に寄与するシランカップリング剤「カブラス」や合成樹脂のダップ樹脂、ノンフタレート型アリル樹脂なども取り扱っている。
21年度の業績は、収益認識基準適用の影響を除くと、同社全体で実質的に売上は増収で各段階利益も過去最高を記録した。合成ゴム、合成樹脂などの機能材事業が増収増益に貢献したことが大きな要因となっている。これにより前期からスタートした2カ年の中期経営計画「EMPOWER THE NEXT-22」の業績目標である売上高800億円、営業利益100億円、ROE8・5%以上については、1年前倒しで達成したが、22年度も現中計を継続する。「レジリエントな事業基盤の構築」「マーケットイン型開発の推進」「SDGsへの取り組み」「企業文化・組織風土の改革」の4つの基本方針の下に、戦略的課題に取り組み、2025年のあるべき姿の実現に向けて事業基盤を強化する。
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