アジア最大級「食の技術」の総合トレードショー「FOOMA JAPAN2022」(日本食品機械工業会主催)が6月7日~10日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された。ゴム・樹脂関連企業ではベルトメーカーなどがブースを構え、新製品・新技術をアピールした。
◆NOK
3年ぶりの出展となった今回は、食品機械用搬送ベルト「FSブルー」や食品・飲料機械用の「へルールガスケット」、高絶縁・熱伝導部材「TranーQクレイ」などを紹介した。
FSブルーは防カビ、抗菌仕様で、改定後の食品衛生法にも適合し、耐水性や耐湿熱性にも優れる。また、ベルトの長さやプロフィル融着、切削加工など顧客のきめ細かなニーズへ柔軟に対応できる点も特徴となっている。TranーQクレイは材質に変形可能な粘土状のシリコンを使用している。これによりシートタイプに比べて熱源部にフィットしやすい特徴を持つため、高い放熱効果を実現することが可能だ。
◆ミクロ電子
ゴム工業向けのマイクロ波応用電力専門メーカーの同社は、茶葉やコーヒー豆などの焙煎工程などに用いられている食品業界向けの装置「回転ドラム式マイクロ波加熱装置」を中心に展示した。石油・ガスや電気ヒーターなどの燃焼による従来加熱と比べると、マイクロ波はエネルギー消費量を抑えられる上、加熱時間も短くて済む。「マイクロ波加熱装置が持つ
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