住友ゴム 多田氏が受賞 最も貢献したメンター

2022年06月14日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は6月13日、同社の技術者が、米国のタイヤ技術コンソーシアムCenTiReの「the mentor of the year 2022」を受賞したと発表した。「the mentor of the year 2022」は、学術研究者への指導と支援の観点から最も貢献したメンターに贈られる賞として今年新たに創設され、同社の代表として参加している材料開発本部材料企画部担当部長の多田俊生氏が栄えある受賞者第一号に選ばれた。

 CenTiReは米国のNSF(米国科学基金)、Virginia Polytechnic Institute and State University、The University of Akron、および世界各国のタイヤメーカー、材料サプライヤー、自動車メーカー、試験装置・サービスサプライヤーが参画する産官学連携のコンソーシアムとして知られる。

 同社は2012年からこのコンソーシアムに参画し、現在はタイヤの摩耗、劣化、グリップ、ノイズ、摩耗粉解析など多数のプロジェクトに関わっている。メンターとして関与する各プロジェクトでのアドバイスが博士課程学生や指導教官から高く評価され、今回の受賞につながった。

 6月8日に開催された授賞式に出席した多田担当部長は、「2014年から住友ゴムの代表として本会議に参加している。このたび大学の教官、博士課程の学生さんに、このような名誉ある賞に選出いただき感謝している。引き続き、皆様と討論できることを楽しみにしている」とコメントしている。

 

授賞式の様子(左から2番目が多田担当部長)

授賞式の様子(左から2番目が多田担当部長)

授与された盾

授与された盾

 

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