ピレリジャパンは6月10日、新スタッドレスタイヤ「アイス・ゼロ・アシンメトリコ」の発表会をイタリア大使館で開催した。
新タイヤはコンパクトカーからミニバン、SUVまでの幅広い車種に対応しており、15インチ~20インチまでの計44サイズで7月より順次発売を開始する。
日本専用に開発されたアイス・ゼロ・アシンメトリコは、最新技術の採用により、氷雪路面での高いブレーキング性能、凍った路面での優れたトラクション性能、雪上での優れたハンドリング性能に加えて、ドライ路面での快適な乗り心地と高い静粛性を確保している。
製品解説をしたプロダクトマーケティングマネージャーの永嶋映氏は「アイス・ゼロ・アシンメトリコのゼロはトップレンジタイヤ「P ZERO」のゼロを引用した。新製品は冬タイヤのトップレンジのタイヤという意味合いを込めており、我々の絶対の自信を表している」と新製品を紹介した。
まず開発の背景として、日本は国土60%が積雪地・寒冷地であり、その60%の地域に約20%が居住しているだけでなく、降雪量も多い非常に厳しい環境にあるとし、日本専用の製品を投入する必要があるとした。
また、同社が独自に消費者のニーズを調査した所、消費者はアイス性能を最も重視していることがわかったという。
こうした声に応え、アイス・ゼロ・アシンメトリコの開発の方向性は「アイスとスノーの性能におけるブレイクスルーとそれらの極限までの引き上げ」、「既存製品で良好な、その他の性能は維持」、「冬を知り尽くしたピレリの最新技術と手法で業界ナンバー1の性能を目指す」の3点に定められた。
技術的には、従来の3Dサイプをさらに進化させ、トレッドブロックの剛性を向上させた新3Dサイプと、通常の2Dサイプを組み合わせたハイブリッドトレッドブロックを採用することにより、優れたアイス性能を発揮する。
また、スクエアブロックとダブルサイド・トゥ・サイドグルーブの採用による革新的なトレッドパターンにより、氷雪路やウェット路面など、幅広い路面状況に対応する。
これらの技術を採用することにより、アイス・ゼロ・アシンメ
2022年06月16日