東レ合繊クラスターは6月14日、同社のエンドプロダクツ分科会(委員長会社・丸井織物)が、お子様向けポンチョ「どこでもポンチョ『amedama(あめだま)』」を開発し試験販売を開始すると発表した。
「どこでもポンチョ『amedama』」は、「あめだま(雨)を快適に楽しもう」「交通災害から身を守ろう」をコンセプトに、お子様が雨の中でも快適に、また、夕暮れ時でも安全に過ごせるように開発された新感覚のポンチョで、北陸を中心とする繊維産地の老舗のプロ集団によって作られた。
「どこでもポンチョ『amedama』」には、遠くからも着ているお子様に気が付きやすいよう、視認性を高めた反射プリントを施した生地を使用している。また、ボタンレスなど、お子様が着やすいよう配慮された工夫が施されている。さらに、防風、防水、撥水性能はもちろん、生地が薄くソフトでしわになりにくく、また、乾きやすいため、洗濯や手入れも簡単となっている。軽くてコンパクトに畳めるので、ポケットに簡単に収納することができる。
同製品は、クラウドファウンディング「Makuake(マクアケ)」を通じて、同日より7月13日までの間、開発支援プロジェクトとして試験販売を実施する。販売予定価格は7500円(税込み)とし、早期応募割引もある。販売数量は120着で、目標に達成した場合は12月に届けられる。
同社は、2004年に創設された企業集団で、北陸を中心とした繊維産地の各社が持つ高い技術力を連携し結集することで、日本の高感性・高機能テキスタイルの国際競争力を高めて輸出を拡大し、国内繊維産業の復権と活性化を達成するために、様々な活動に取り組んでいる。
同社のエンドプロダクツ分科会では、高機能な合繊素材と会員各社の持つ高い繊維加工技術を駆使して最終商品を開発し、自ら販売することを目的に活動している。これまでも、交通災害の防止や災害への備えとして、コート、ベストやビブスなど、「安心・安全」な防災用品の開発に取り組んでいる。同社は今後も、繊維産業の新たな事業モデルを構築し、様々なニーズに対応する素材を使用した製品を提案していくとしている。