ダイセルは6月13日、グンゼの電子部品事業部フィルム部門(亀岡工場)譲受に伴い、本日付けで高機能フィルムをはじめとした機能品の製造会社「ダイセルビヨンド」を設立したと発表した。
同社はこれまで、材料開発力や機能設計力を生かした独自の素材や技術を駆使し、電子部品用ハードコートフィルム、ディスプレイ用光学フィルム、空調用全熱交換シートなどの機能フィルム製品を販売してきた。さらに中期戦略Accelerate2025において機能フィルム事業を次世代育成事業と位置づけ、今後成長が見込まれる市場での事業拡大を目指している。
新会社では、新たなコーティング技術やノウハウを駆使し、高機能フィルム製品の供給体制を強化していく。また機能フィルム事業の拡大だけでなく、将来的には電子部品分野やライフサイエンス分野での事業拡大を目指す。
今後も同社は、幅広い製品群と新たに獲得した技術・設備とのシナジー創出を通じて市場・顧客の課題解決のためのソリューションを提案し、これからも社会と人々の幸せに貢献していくとしている。