加貫ローラ製作所(大阪市生野区、加貫泰弘社長)の21年度は売上、利益とも前期を上回り、新型コロナウィルスの感染拡大が流行する前の水準に近づいている。「21年度は社内の業務改善を進めたほか、お客様への接し方も対面に加えてウエブを活用した非対面での営業手法を取り入れるなどコロナ禍に合わせた改善を行った」(同社)。様々な改善を進めた結果が利益確保につながったと捉えている。
分野別では、印刷用はパッケージ印刷向けでの大きな落ち込みはなかった。ただ、新聞や書籍、チラシなどの商業印刷は市場縮小が顕著で、印刷用の需要は全般的に徐々に減少している。
工業用は、