ニッタは6月14日、同社奈良工場で第8工場棟の起工式を挙行した。当日は石切山清順社長をはじめとする同社関係者および設計、施工関係者を含む26人が参列し、郡山八幡神社宮司による神事が滞りなく執り行われ、建設工事の無事と安全を祈願した。
奈良工場第8工場棟は、23年3月末に唆工予定で、稼働開始は同年6月を予定する。同社独自開発のCNT炭素繊維複合化技術「Namd (エヌアムド)」の事業化に向けた製造用新工場として建設する。エヌアムド事業は、同社の中長期経営計画「SHIFT2030」で掲げる新事業の探索において、今後拡大が期待される事業の1つであり、これまでスポーツ・レジャー分野において今までにないCNTの優れた性能を具現化できるとして、高い評価を得てきた。
今後は生産能力の増強により、お客様のニーズにタイムリーに応えるべく事業化の加速を図る。
なお、第8工場棟については断熱性の高い資材と省電力の設備を優先的に導入し、環境負荷低減に努めた工場とする計画としている。
第8工場棟概要。構造は鉄骨造地上1階建て。建築面積は約1040・30㎡。総工費は6・5億円。
2022年06月17日