横浜ゴムは6月17日、同社の平塚製造所(神奈川県平塚市)が同日、環境省が主催する「令和4年度環境保全功労者等表彰」において、黒岩祐治神奈川県知事の推薦を受け「地域環境保全功労者表彰」を受賞したと発表した。同賞を平塚製造所が受賞するのは初となる。
「環境保全功労者等表彰」は、環境省が毎年6月の環境月間に主催し、環境保全、地域環境保全および地域環境美化に関する顕著な功績があった団体などに対して、その功績を称えるため環境大臣が表彰するもので、そのうち「地域環境保全功労者表彰」は都道府県知事などの推薦により、地域環境保全の推進のため多年にわたり顕著な功績のあった団体などが表彰される。
同社平塚製造所は「みんなで学ぶ、遊ぶ、楽しめる」をコンセプトとした体験型環境イベント「Think Ecoひらつか」を2009年から開催しており、地域活動団体や大学、自治体などと連携し、環境保全に関する普及啓発や当社の企業姿勢の周知に努めてきた。また、生物多様性保全活動の一環として、平塚市内を流れる金目川の水質および生態系のモニタリング、外来植物の除去や清掃活動、里山保全活動などを2013年から継続している。そのほか、全社で取り組んでいる植樹プロジェクト「YOKOHAMA千年の杜」において、様々な植樹イベントへの苗木提供を2009年から行ってきた。こうした活動が評価され、今回の受賞に至った。平塚製造所はこれまでにも環境保全への取り組みが高く評価され、2011年および2020年に「かながわ地球環境賞」を受賞している。
同社は、2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のESG経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を持続的な企業価値向上に繋げていくとしている。