三菱ケミHDが社会実装 飲料プラ資源でリサイクル

2022年06月23日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルホールディングスグループは6月15日、広島県が公募した「令和4年度 海洋プラスチック対策(プラスチック使用量削減等)・リーディングプロジェクト支援事業」に対して「プラスチック資源の持続可能な利用・価値化推進プロジェクト」を提案し、採択されたと発表した。
 同プロジェクトは2025年度の飲料ラベル水平リサイクル実装、ならびに清涼飲料業界が2030年に向けて進めているボトルTOボトル水平リサイクルを推進するにあたって、①消費者(主に学生)に「プラスチック資源の価値」を身近に感じる啓発活動を行い、消費者の意識・行動変容を促すとともに、②飲料ラベルの高品質リサイクルを実現するための要となる選別技術を確立・検証することを目的としている。
 実施にあたり、同社グループを幹事会社としてフジシール、リコー、キリンビバレッジ、広島県、大竹市、清涼飲料業界団体および広島県内の大学ら、産学官民の連携先とともに、技術確立と同時にそれを受け入れる社会の資源回収スキームの構築を目指す。

想定実施スキーム

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