クラレ、統合報告書を発行 クラレレポート2022

2022年06月27日

ゴムタイムス社

 クラレは6月24日、「クラレレポート2022」(統合報告書)(A4版、カラー58頁)を発行したと発表した。

 クラレレポートは、株主・投資家をはじめとする全てのステークホルダーに、クラレグループの中長期的な価値創造について、財務情報に加え、ESG(環境・社会・ガバナンス)などの非財務情報の紹介を通じて、より一層理解を深めてもらうことを主眼としたレポートとなっている。

 今年度のレポートでは、創立100周年に向け、今回改定した長期ビジョン「Kuraray Vision 2026」および新たに策定したサステナビリティ長期ビジョンのもと、それらの実現のため2022年度よりスタートした中期経営計画「PASSION 2026」における取り組みを中心に紹介している。「PASSION 2026」では、同社グループが持続的な成長を遂げるために取り組むべきことを「私たちの挑戦」として3つ掲げており、その内容をトップのメッセージとともに掲載している。また、その一つである「機会としてのサステナビリティ(サステナビリティ中期計画)」では、マテリアリティにおける進むべき方向性をPlanet、Product、Peopleの3つのPで定義した「3Pモデル」を採用しており、各施策を具体的に説明することで、同社グループの持続的発展に向けた考え方や取り組みを分かりやすく伝えている。

 また、サステナビリティウェブサイトは、同社グループのサステナビリティ関連の活動情報を掲載しており、同レポートで十分に伝えることができなかった2021年度の環境・社会活動の結果や取り組み等を充実させて発信している。レスポンシブウェブデザインを採用し、スマートフォン・タブレットでも快適に閲覧できる。なお、同サステナビリティウェブサイトは、サステナビリティ報告書の世界的なガイドラインである「GRIスタンダード」を参照し、報告を行っている。

 同社グループでは、引き続き同レポートの内容の充実を図りつつ、ステークホルダーとの建設的な対話を続けていくとしている。

 

クラレレポート2022 表紙

クラレレポート2022 表紙

 

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー