GfK Japanは6月30日、2022年5月の自動車用タイヤ・エンジンオイル・バッテリーの販売速報を発表した。
自動車用タイヤ販売は本数前年比6%増と堅調で、店頭では同5%増、インターネットでは同7%増だった。サイズ別の販売動向をみると、最も販売本数の多い155・65・14が本数前年比16%増と好調で、インターネットでは同38%増と大きく伸長した。165・65・14、165・60・15も好調で、それぞれ同53%増、同38%増だった。タイヤ全体の税抜き平均価格は、値上げの影響により前年同月から8%上昇し9504円となり、店頭、インターネットともに8%上昇した。その結果、金額前年比は14%増で、店頭では同12%増、インターネットでは同16%増とともに二桁成長を見せた。
自動車用エンジンオイル販売は、販売量(リットル換算)ベースで前年比0・4%増と微増だった。4L缶の販売は数量前年比3%減だったものの、店頭では同5%減に対し、インターネットでは同12%増と好調だった。4L缶を粘度別にみると、販売の多い0W―20、5W―30は前年同月を下回り、それぞれ同1%減、同7%減であった。他方、0W―16は前年の1・3倍と大きく伸長した。4L缶の税抜き平均価格は3704円と前年同月から3%上昇し、店頭では2%、インターネットでは11%上昇した。4L缶の金額前年比は1%減で、店頭では同3%減だった一方、インターネットでは同24%増と大きく成長した。
自動車用バッテリー販売は、数量前年比3%増と微増だった。店頭は同3%増、インターネットは同4%増だった。JIS規格別にみると、最も販売数量の多いB19は数量前年比3%増だった。店頭では同1%減と前年を下回った一方、インターネットは同22%増と著しい伸長を見せた。D31は同10%増、B20は同9%増で、特に店頭で販売を伸ばした。バッテリー全体の平均価格は1万2624円と前年同月から4%上昇し、店頭では4%、インターネットでは6%上昇した。 金額前年比は8%増と堅調で、店頭では同7%増、インターネットでは同10%増とプラス成長だった。