日野デュトロ Z EVに装着 ブリヂストンのデュラビス

2022年07月04日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは7月1日、日野自動車が2022年6月28日に発売した、物流現場での使い勝手を追求した超低床・ウォークスルーの小型BEVトラック「日野デュトロ Z EV」の新車装着用タイヤとして、「デュラビス R207A」を納入すると発表した。

 「日野デュトロ Z EV」は、昨今の労働人口の減少やeコマースの拡大などを背景に荷物を生活者に届ける「物流のラストワンマイル」の現場で、ドライバー不足をはじめ荷役作業等の配達業務の身体的負荷、荷物の増加や多様化への対応といった課題を解決するために、物流現場における使い勝手とカーボンフリーを高次元で両立した日野自動車初の小型BEVトラックとなっている。

 これまで同社は、日野自動車との長年にわたる共創において、日野自動車が様々な車両を通じて提供する価値の実現に貢献してきた。今回小型BEVトラック「日野デュトロ Z EV」に装着される「デュラビス R207A」は、EVへの装着に最適な革新的タイヤ基盤技術「ENLITEN」(エンライトン)を小型トラック用タイヤに初めて採用した、同社の「断トツ商品」の一つとなる。タイヤの環境性能と運動性能を両立する「ENLITEN」技術を基盤として、最新のトレッドゴムとパタン、構造技術を採用することで、転がり抵抗低減と軽量化、耐摩耗性能を高い次元で両立するなど、使用条件に合わせた価値の最大化を実現した。これにより、小型BEVトラック「日野デュトロ Z EV」の航続距離を伸長し、「物流のラストワンマイル」におけるカーボンニュートラル化と省資源化による環境負荷低減、充電とタイヤ交換の頻度を削減することによる生産性向上など、社会価値と顧客価値の両立に貢献している。

 同社グループでは、「ENLITEN」を「EV時代の新たなプレミアム」として位置付けており、今後は、タイヤ技術としてのみならず、「ENLITENビジネス戦略」として、商品、ビジネスモデルに価値を拡大していくとしている。

 

デュラビス R207A

デュラビス R207A

「ENLITEN」マーク

「ENLITEN」マーク

 

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