三井化学は7月5日、新事業・新製品創出の加速を目的に、独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレインとコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「321FORCE」を設立したことを発表した。
三井化学はこれまで新事業・新製品創出に向けて、スタートアップ企業やベンチャーキャピタルへの出資を行ってきたが、今般設立する「321FORCE」を通じて、同社の戦略に合致した有望なテーマのソーシングおよびスタートアップへの投資をさらに促進していくとしている。
投資領域はライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICT、カーボンニュートラル、デジタルトランスフォーメーション、スマートシティ、 宇宙等、同社が有するアセット、リソースを活用できる領域に加え、将来大きく成長が見込まれる市場・技術も予定している。
また、同社は「321FORCE」の活動を通じて、社内から提起される発想とスタートアップ企業の技術や事業とのマッチング、先進情報へのアクセシビリティ向上を進め、全社一丸となった新事業創出に向けた全社インテリジェンス・プラットフォームを構築することで、「VISION2030」の基本戦略の一つである「ソリューション型ビジネスモデルの構築」を強化していくとしている。