日本ブチル 鹿島工場でハロゲン化ブチルゴム生産能力増強

2011年12月22日

ゴムタイムス社

 JSR㈱とエクソンモービル有限会社の折半出資会社、日本ブチル㈱は、鹿島工場のハロゲン化ブチルゴム生産能力を1万㌧増強することを決定した。2012年内に完工し、同社のハロゲン化ブチルゴム年産能力は8万㌧となる。
 ハロゲン化ブチルゴムは乗用車向けのラジアルタイヤに主に使用されており、近年はその需要が伸長している。今後もアジア地域を中心とした自動車販売台数、自動車保有台数の増加に伴う新車用および補修用タイヤの生産拡大とともに、ブチルゴム市場の増大が続くものと見込まれている。
 今回の能力増強は、こうしたアジアを中心としたハロゲン化ブチルゴムの需要増に対応するもので、鹿島工場の生産能力増強は06年に続くもの。
 同社川崎工場においてもブチルゴム年産能力を2010年10月に1万8000㌧増強し9万8000㌧体制とした。この9万8000㌧のレギュラーブチルゴムの年産能力のうち、今回の同社鹿島工場のハロゲン化ブチル能増により8万㌧をハロゲン化ブチルとして販売する予定。

 

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