三井化学㈱は経営のグローバル化をより一層加速させるため、中国上海およびシンガポールに機能樹脂製品のテクニカルサポート拠点を開設したと昨年12月20日、発表した。
同社の機能樹脂製品は、海外での販売が順調に増加しており、今後更にアジア拠点の販売・マーケティング力を強化する。今回開設したテクニカルサポート拠点は、評価用の分析機器や成形機を有し、日本の開発拠点に頼らず現地で迅速な技術対応を行い、アジアの顧客ニーズや製品開発に合わせたソリューションの提供を行う。
当初は、機能樹脂製品のテクニカルサポート拠点としての位置づけとなるが、将来的には機能樹脂以外のテクニカルサポート拠点としても発展させる。
サポート拠点の開設により、顧客と密接な関係を築きながら、アジアで急拡大するエラストマー製品やエンプラ・コンパウンド製品などの需要をスピーディに獲得し、機能樹脂事業の更なる拡大を目指す。