新車用・市販用とも下方修正 JATMA、年央見直し発表

2022年07月19日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)は7月15日、2022年の自動車タイヤ国内需要年央見直しを発表した。それによると、2022年の需要見通しは新車用タイヤ合計が3611万6000本で前年比103%、市販用タイヤ合計が6774万2000本で同100%と前年を上回ると予想した。ただ、新車用・市販用ともに昨年12月9日に発表した当初見通しを下方修正した。
 需要見直しの前提となる経済環境では、実質経済成長率を当初見通しの4・0%から2・0%へ下方修正した。自動車生産台数は806万2000台で同103%と見込まれる。国内販売台数は当初見通しを下回る同101%、輸出台数も当初見通しを下回る同101%とした。
 ◆新車用タイヤ
 乗用車用タイヤは、上期実績は同84%となった。下期は前年を上回ると予想し、年間では3024万1000本で同104%へ修正した。
 小形トラック用タイヤは、上期実績は同92%となった。下期は前年を上回ると見込み、年間では476万2000本で同100%に修正した。
 トラック・バス用タイヤは、上期実績は同83%。下期も前年を下回ると予想し、年間では111万3000本で同91%へ修正した。
 ◆市販用タイヤ
 乗用車用タイヤは夏用タイヤの上期実績は前年比107%となった。下期は前年を下回ると予想し、年間では3250万本で同102%へ修正した。冬用タイヤの上期実績は降雪等により同179%となった。下期は前年を下回ると見込み、年間では1596万5000本で同99%へ修正した。
 小形トラック用タイヤは、夏用タイヤの上期実績は前年比102%となった。下期も前年を上回ると見込み、年間では933万9000本・前年比102%へ修正した。
 冬用タイヤの上期実績は降雪等で同145%となった。下期は前年を下回ると見込み、年間では442万6000本・前年比100%へ修正した。
 トラック・バス用タイヤは、夏用タイヤの上期実績は前年比114%となった。下期は前年を下回ると見込み、年間では289万9000本で同105%へ修正した。
 冬用タイヤの上期実績は降雪等により、前年比170%となった。下期は前年を下回ると見込み、年間では256万6000本で同99%へ修正した。
 市販用タイヤメーカー出荷需要動向では、年間の四輪車用計は6774万2000本で同100%となった。
 メーカー出荷需要動向では、四輪以外の特殊車両用と二輪車用を含む国内総需要本数は1億768万2000本で同101%となっている。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー