デンカは7月19日、世界知的所有権機関(WIPO)が運営する環境関連技術グローバルプラットフォームである「WIPO GREEN」にパートナーとして参画したと発表した。
同社は、xEVをはじめとする自動車やデジタル家電等の熱対策で使用されることで省エネルギーの実現と長寿命化に寄与する放熱材料や、LEDの普及に貢献しエネルギー消費抑制の一翼を担う蛍光体製品、薄肉化・軽量化を追求しプラスチックの使用量を削減した食品包装材料など様々な環境関連技術を保有している。
経営の根幹に環境経営を位置付ける同社は、自社内におけるCO2排出削減だけでなく、環境貢献製品や環境負荷低減技術の開発・提供にも力を入れている。WIPO GREENへの参画により、同社の環境関連製品・技術に関心を持つ他のパートナーとの交流によりイノベーションを創出し、社会全体の脱炭素に寄与していく。
WIPO GREENは、国連の専門機関であるWIPOによって設立された環境関連技術の活用を促進するプラットフォームで、保有するデータベースやネットワークを通じ、技術の提供者と希望者をつなぎ、環境関連技術の普及と環境課題に対する取り組みを支援している。
同社は、今後もSDGsを羅針盤に、誰よりも上手にできる仕事で全ての人がより良く生きる世界をつくる、社会にとってかけがえのない企業を目指していくとしている。