発泡スチロール協会(JEPSA)はこのほど、記者発表会を開催し、発泡スチロール業界の概略や22年度の活動計画などの説明を行った。
同協会は5月の総会で役員改選を行い、積水化成品工業の柏原正人代表取締役社長が新たに会長に就任した。
冒頭、柏原会長は「昨年は、新型コロナウイルス感染拡大のなか、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出され、プラスチック業界も大きな影響があった。またカーボンニュートラルの取り組みが進み、4月には『プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律』が施行され、プラスチックに係る環境問題が大きな関心を集めている」とプラスチック業界について触れた。その上で、「地球を守る『持続可能な社会』の実現に向けて、発泡スチロールの特性などの理解を深め、高いリサイクル率を維持し、資源としての有効利用率100%を目指したい」と抱負を述べた。