ブリヂストンは7月19日、自動運転ソフトウェアを開発するスタートアップ企業のティアフォーに出資したと発表した。ティアフォーは、世界初のオープンソース自動運転ソフトウェア「Autoware」の開発をリードし、様々なパートナーに対して自動運転車両の開発及び運営に必要となるソリューションを提供している。
同社は今後ティアフォーとの共創を通じて自動運転技術の確立と展開に貢献していく。日本を拠点とするスタートアップであるティアフォーが開発をリードする「Autoware」は、自動運転を設計する上で必要な全ての機能を有しており、安心・安全な自動運転の実装のために、実地走行を世界中の様々な環境下で行っている。なお、ティアフォーは7月19日にNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)から公募された「グリーンイノベーション基金事業」(GI基金)の自動運転ソフトウェアに関する研究開発項目に採択された。
同社はティアフォーとのパートナーシップにより、自動運転の技術・ノウハウを取り入れたモビリティの安全性や生産性の向上に貢献するタイヤ技術や、次世代のモビリティソリューション※5 などの開発を加速できると考え、今回の出資を決定した。
また、この共創活動は、4月に本格稼働したイノベーション拠点「Bridgestone Innovation Park」を活用して推進している。特に、テストコースである「BーMobility」での実車による自動運転の実証実験を通して、生まれたアイディアを「すぐ作る、すぐ試す」を繰り返すアジャイルな研究開発を強化していく。
2022年07月21日