豊田合成は7月15日、東日本復興支援活動の一環として、岩手県立宮古商工高等学校で同社「車イスドクターズ」のメンバー3人が同校の3年生(選択授業で車イス修理を選んだ生徒)4人に「車イス修理指導会」を実施した。同校はインターネットや本を参考に独自で車いすの修理方法を学び、岩手県内の破損した車いすを修理し、アジア諸国へ贈呈していた。さらに修理技能を向上したいと、同社従業員によるボランティアサークル「車イスドクターズ」に指導依頼の要望があり、指導会を2015年から継続して実施している。今回は同校の3年生4人が「車イスドクターズ」のメンバーからアドバイスを受け、ブレーキの修理方法や肘置きの付け替え方法を学んだ。修理方法を学んだ生徒は、地元の老人ホームを訪問し、修理活動の範囲を広げている。
なお、同指導会は1996年の結成以来、毎月約 15 人が事業所近隣の福祉施設などを訪問し、年間約180人が500台以上の車イスを修理メンテナンスしている。
2022年07月20日