模型・玩具分野で体制強化へ
タバタ
2022年に創立70周年を迎えた㈱タバタは、ダイビング、マリン用品、スイミング、ゴルフ、工業用品の5事業部体制で展開。今回、創業時の事業を受け継ぐ工業用品課は、更なる販売増を図るため、人員を募集する。同社の歴史や工業用品課の魅力などを、業務推進部の小倉稔部長(以下、小倉)と工業用品課の山下津主事(以下、山下)に尋ねた。
◆同社の概要は。
小倉 1952年に田畑ゴム㈱(現、㈱タバタ)として設立。ゴムに関連する製品を玩具問屋に納める事業からスタートさせました。例えば、ゴム鉄砲の紐から、スーパーボール、プラモデルやラジコンなどの模型用のタイヤなどのゴムに関する製品を提供して参りました。その後、創業者の田畑が、スポーツやレジャーに目をつけ、1959年にタバタ第一号ダイビングマスクを発売し、スクーバダイビング器材やスイミングゴーグル、ゴルフ製品など自社製品を作りはじめ、現在に至ります。
◆工業用品課について。
小倉 今回、増員する工業用品課は、創業時からの事業となります。
1985年のプラザ合意以降、各取引先メーカーが海外に進出し、安価な模型部品などは、海外生産に移管されたため、高付加価値の製品に、業態を転換しました。
ラジコン用タイヤでは、世界選手権でも使用され1/100秒を争うような特別なタイヤを製造・販売するように変わってきました。
◆営業活動について。
山下 学生時代(現在も)サッカーをやっており、スポーツやアウトドアに興味を持っていました。そこで、スポーツやレジャーに力を入れているタバタに興味を抱き、中途採用に応募し入社しました。配属先が工業用品課となり、25年間営業をしています。工業用品課の体制は、小倉と私の2人です。既存の大手取引先を中心に、当社製品の営業活動を行っています。
◆工業用品課の強みは。
山下 創業時から受け継ぐ事業ですので、模型・玩具業界には、多くの実績があり、それが強みです。工業用品課は、約8割が模型・ラジコン用タイヤが中心です。タイヤの他にホイールなどの模型(樹脂)部品も扱っています。残りの2割は、一般工業向けの建材や医療業界など多岐に渡ります。製品の設計から始まり、材料選定、金型の製作依頼、試作、評価、そして完成まで一貫した流れをマネイジメントします。そのため、お客様のニーズに合わせて製品化を提案するほか、お客様から相談を受けることもあります。
◆仕事のやりがいは。
山下 25年間営業一筋に歩んできましたが、タバタの他事業部とは違い、1から2にするのではなく、ゼロから作り上げていくところにやりがいを感じます。各取引先の企画部門や開発部門とのモノづくりに参画し、お客様が満足してもらえる製品が出来上がり、市場で販売動向、エンドユーザーからの使用感や満足、不満足まで関わるため、モノづくりへの達成感を感じます。
◆入社してからは。
山下 もちろんマニュアルもありますので安心して仕事を覚えてください。そして、製造と販売先の現場で、実体経験を積みながら仕事を覚えてもらいます。仕事を覚える上でも、現場で経験を積んだほうが早いですね。ゴムに関する知識をお持ちの方ならなおさらです。
◆期待する人材について。
山下 活発で挑戦意欲を持っている人が良いですね。お客様によっては、要求の難易度が高いため、チャレンジすることが求められていますが、そこでお客様との信頼関係を構築し、お客様の「これを作りたい」を実現していただけたらと思います。募集の詳細は当社の(https://tabata.jp/recruiting/rubber/)をご覧ください。
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