合成ゴム・化学メーカーの23年3月期第1四半期決算(クラレは22年12月期決算)から合成ゴムやエラストマー原料など化学部門の現況をピックアップした。売上高では化学部門は全社が増収。一方、利益は自動車減産や原材料高騰の影響で8社が減益だった。
◆日本ゼオン
エラストマー素材事業の売上高は535億4700万円で同9・9%増、営業利益は40億5800万円で同33・2%減。売上高は合成ゴムや化成品の販売価格の改定が進み増収となった。利益は医療・衛生用手袋の流通在庫が引き続き過剰状態で需給が緩んだことや原料高騰の影響も重なった。
◆三井化学
エラストマーや機能性コンパウンドなど含まれるモビリティソリューションセグメント
2022年08月29日