日本プラスチック工業連盟(2000年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の5月実績によると、石油化学系基礎製品においては、9品目平均で前月から0・2ポイント上昇し201・6となった。内訳はベンゼン、キシレン、スチレンモノマーなど9品目が上昇した。変動なし、下降は0品目となった。
プラスチック原材料の内訳はポリアミド樹脂、メタクリル樹脂、フッ素樹脂の3品目が変動なく、ポリプロピレン、熱可塑性樹脂、塩化ビニル樹脂など8品目が上昇したが、熱硬化性樹脂1品目が下降した。なお、ポリアミド樹脂以外の11品目が100を上回る結果となった。
プラスチック製品では18品目平均で前月比0・7ポイント上昇し105・7だった。内訳はプラスチック継手、輸送機械用プラ製品、軟質プラ発泡製品など6品目が変動なく、プラスチックフィルムシート、プラスチック床材、飲料用プラスチックボトルなど11品目が上昇した。一方、下降した製品はプラ製日用品の1品目となった。18品目のうち、最高水準は再生プラスチック成形材料の152・9となっている。
2022年07月26日