東ソーは7月22日、ペースト塩ビ樹脂について、8月22日納入分より値上げを実施すると発表した。
対象製品はペースト塩ビ樹脂全品種で、価格改定幅はホモポリマーが現行価格から+40円/kg以上、コポリマーが現行価格から+50円/kg以上となる。
ロシアのウクライナ侵攻以降、燃料価格の上昇によりユーティリティコストの高騰・高止まりが続いている。また、コポリマーの原料である酢酸ビニルの価格も上昇している。その結果、同社では事業採算の確保が極めて困難な状況が続いている。このようなコストの増大は従来の価格改定後の水準を遥かに超越したものとなっており、同社は安定供給継続のためには価格改定を実施せざるを得ないと判断した。