旭化成ケミカルズ㈱(坂本正樹社長)は12月21日、シンガポールで溶液重合法スチレンブタジエンゴム(以下、SーSBR)製造プラントの第2系列を建設すると発表した。
製造プラント第2系列建設の場所はシンガポール・ジュロン島内のテンブス地区になり、現在、建設中の第1系列(年産5万トン)の隣接地となる。
稼動予定は2015年1月を予定としており、生産能力は年産5万トン。2013年5月の稼動開始予定の第1系列と合計して年産10万トンを計画している。
同社は川崎、大分の2ヵ所にS―SBR工場を持ち、年産能力はそれぞれ10万5000トンと3万5000トン。今回の工場を加えると24万トンとなる。
SーSBRの需要が今後も拡大が見込めることから、同社はSーSBRの更なる能力増強の検討を進め、省燃費型高性能タイヤ用SーSBR分野において、顧客ニーズに応えた供給体制の拡充を進めていく。