GfK Japanは7月27日、2022年6月の自動車用タイヤ・エンジンオイル・バッテリーの販売速報を発表した。
自動車用タイヤ販売は、本数前年比6%減と低調だった。店頭では値上げに伴う特需の反動が大きく、本数前年比14%減だったことに対し、インターネットでは同4%増と前年を上回った。サイズ別の販売動向をみると、最も販売本数の多い155・65・14は本数前年比3%増だった一方、155・65・13、145・80・12はそれぞれ同32%減、同30%減と大幅に減少した。タイヤ全体の税抜き平均価格は、値上げの影響により前年同月から9%上昇し9442円となり、店頭では8%、インターネットでは12%上昇した。このため金額前年比は2%増となり、店頭では同7%減、インターネットでは同17%増だった。
自動車用エンジンオイル販売は、販売量(リットル換算)ベースで前年比6%増と堅調だった。4L缶の販売は数量前年比4%減で、店頭では同4%減、インターネットでは同5%減とともに低調だった。4L缶を年度別にみると、販売の多い0W―20、5W―30はそれぞれ同3%減、同5%減だった一方、0W―16は同27%増と好調だった。4L缶の税抜き平均価格は3732円と前年同月から5%上昇し、店頭では4%、インターネットでは12%上昇した。4L缶の金額前年比は0・4%増だったものの、店頭では同0・1%減、インターネットでは同6%増の結果となった。
自動車用バッテリー販売は、数量前年比1%減と微減で、店頭は同1%減、インターネットは同0・2%減だった。JIS規格別にみると、最も販売数量の多いB19は数量前年比4%増だった。店頭では同2%減と前年を下回ったものの、インターネットでは同29%増と著しい伸長を見せた。B20は数量前年比10%増で、特に店頭では同18%増と大きく伸長した。バッテリー全体の平均価格は1万2594円と前年同月から4%上昇し、店頭では4%、インターネットでは5%上昇した。 その結果、金額前年比は3%増となり、店頭では同3%増、インターネットでは同5%増とともにプラス成長だった。