日本ベルト工業会がこのほど発表した2022年1~6月のゴムベルト生産量(新ゴム量)は合計で1万802tで前年同期比2%減となった。ゴムベルトの内需が7934tで同7%減となった一方、輸出は2868tで同13%増。輸出は伝動ベルトが好調に推移している。
品種別では、コンベヤ合計の1~6月は4833tで同5%減となった。コンベヤの内需と輸出をみると、内需は3318tで同6%減、輸出は1515tで同1%減。コンベヤでは、2021年1~6月の内需は4989tで同23%増、輸出は1006tで同52%増と回復したが、2022年1~6月は内需・輸出とも前年実績を下回る結果となった。
一方、伝動ベルト合計の1~6月は5969tで前年並み。伝動ベルト合計の内需と輸出では、内需が4616tで同7%減、輸出が1353tで同34%増となっている。
伝動ベルトでは、歯付ベルト合計が1055tで1%増で、内需が666tで同7%減、輸出が389tで同20%増となった。V・ファンベルト合計は4338tで同2%減。内需は3586tで同8%減、輸出が752tで同43%増となった。
その他ベルト合計は575tで同10%増となり、内需は364tで同1%減、輸出は212tで同35%増となった。
伝動ベルトは輸出が好調に推移する。その背景には「工作機械など一般産業機械
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