ブリヂストンは8月2日、ウクライナ避難民学生・留学生の受け入れを行う日本経済大学の取り組みに賛同し、同大学が受け入れるウクライナの避難民学生・留学生に対して、インターンシップ及び工場見学を実施すると発表した。
同社グループは、ウクライナの人々をはじめ、困難を抱えている人々に寄り添いながら、安心・安全な生活を取り戻すための支援を通じて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Empowerment すべての人が自分らしい毎日を歩める社会づくり」にコミットしていくとしている。
日本経済大学では、政府によるウクライナからの避難民の積極的な受け入れ表明に呼応し、学術交流協定校であるキーウ国立言語大学とリヴィウ国立工科大学に在学する避難民学生・留学生の受け入れを実施してきた。また、2022年3月に設立した「日本経済大学ウクライナ避難民学生支援基金」を通じて、避難民学生・留学生の両学生に対して授業料の全額無償化の支援を行うと共に、安全で安心な居住環境を確保し、継続した学びの機会を提供してきた。
世界150以上の国・地域で事業を展開する同社グループでは、ウクライナへの人道支援の一環として、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)や国際赤十字を通じた総額約5億円の寄付のほか、食料、医薬品等の物資支援に取り組んできた。今回、ウクライナの学生たちに就業体験や工場見学といったキャリア教育を受ける機会を提供することで、次世代を担う若者の未来に寄り添った人道支援を推進していく。
インターンシップの期間は8月29日~9月9日と2023年1月26日~3月20日の2回で、人数は計14名、対象はキーウ国立言語大学及びリヴィウ国立工科大学の避難民学生・留学生のうち同社でのインターンシップを希望する学生となっている。製品輸出に係る貿易実務やデータサイエンスを活用したコア技術開発などの業務に従事する。また、工場見学では、同社創業の地である福岡県久留米市の久留米工場にて工場見学を実施する。日程は8月23日と26日の2回で、人数は計64名を予定している。