ＮＯＫの23年３月期第１四半期連結決算は、売上高が１６１０億３１００万円で前年同期比２・７％増、営業損失は13億９４００万円（前年同期は68億３２００万円の利益）、経常利益は49億４１００万円で同54・６％減、四半期純利益は20億５３００万円で同70％減となった。
シール事業は、売上高は８１０億５００万円で同３・６％減、営業利益は31億６１００万円で同68・１％減となった。
自動車向けは、為替変動や原材料価格の高騰に伴う売価転嫁の増収はあったものの、減産の影響が大きく、販売が減少。一般産業機械向けには建設機械、工作機械、ロボット向けの国内の需要は堅調に推移したものの、中国のロックダウンの影響等により、販売減となった。
電子部品事業は、売上高は７３０億４７００万円で同10・１％増、営業損失は49億７００万円、（前年同期は33億６９００万円の営業損失）となった。
中国のロックダウン、半導体不足等により需要は減少したものの、為替変動による増収の影響が大きく、高機能スマートフォン向け、自動車向け等の販売が増加した。
その他事業は、売上高は69億７８００万円で同９・８％増、営業利益は３億４７００万円で同４・１％増となった。特殊潤滑材の需要は減少したものの、事務機向け製品においては需要の回復、替変動による増収の影響が大きく、販売が増加した。
23年３月期通期の連結業績予想は、売上高は７４０８億円で前期比８・５％増、営業利益は２２３億円で同28・８％減、経常利益は３４２億円で同25・９％減、当期純利益は１９５億円を見込んでいる。
