東ソーは8月1日、固型苛性ソーダについて、8月16日出荷分より値上げを実施すると発表した。対象製品はトーソーパール、フレーク苛性ソーダで、価格改定幅は現行価格から+35円/kg以上。
固型苛性ソーダの国内需要は堅調な中、海外市場、特にアジア市場からの強い引き合いは継続しており、今後も国内市場はタイトに推移すると想定される。また、ユーティリティコストを始めとする、固型苛性ソーダの製造・販売に関わるコストは、昨年以降も大幅な上昇が継続しており、事業採算が著しく悪化している。このような状況下、同社は、国内の需要に対して、安定生産・安定供給を継続するためには価格改定が必要との判断に至った。