化成品事業は増収増益 三洋貿易の10~6月期

2022年08月06日

ゴムタイムス社

 三洋貿易の22年9月期第3四半期連結決算は、売上高が792億7100万円で前年同期比15・9%増、営業利益は42億700万円で同17・2%減、経常利益は50億8000万円で同9・7%減、四半期純利益は36億400万円で同4・9%減となった。
 セグメント別では、化成品は、売上高が278億2800万円で同18・1%増、セグメント利益は18億8500万円で同24・5%増。
ゴム関連商品は、幅広い産業での原材料需要が引続き旺盛で好調に推移した。化学品関連商品は、主力製品の販売が引続き堅調で、環境配慮型新規商材の販売も本格化した。ライフサイエンス関連商品は、物流停滞の影響を受けつつも、輸出関連取引が好調だった。
 機械資材は、売上高が252億4800万円で同3・0%減、セグメント利益は20億8200万円で同38・1%減。産業資材関連商品では、半導体不足等による日系自動車メーカーの減産の影響を大きく受けた。機械・環境関連商品では、飼料加工機器関連の本体案件計上が複数で繰延べになったこと、木質バイオマス関連事業では本体計上がなく、厳しい結果となった。資源開発関連商品では、海洋開発案件が実現し好調に推移した。
 海外現地法人は、売上高が260億6400万円で前年同期比39・1%増、セグメント利益は10億9100万円で同17%増だった。
 通期予想は、売上高は940億円で前期比4・7%増、営業利益は58億円で同5・3%増、経常利益は63億円で同1・8%増、当期純利益は42億円で同1・3%減を見込んでいる。

 

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