UBEは8月9日、2022年10月9日に「第15回UBEクラシックコンサート」を開催すると発表した。会場は宇部市渡辺翁記念会館で、一般販売入場料は税込み5000円。
日本フィルハーモニー交響楽団によるコンサートは、同社が創業の地である山口県宇部市で長年にわたり社会貢献活動として開催してきたものであり、第15回の節目を機に、地域の音楽文化振興とともに音楽教育(学校教育)支援により重点をおいた活動へと発展させていく。
具体的には「第15回UBEクラシックコンサート」の招待者を、宇部市のみならず山陽小野田市と美祢市の近隣小中学生へ拡大し、より多くの子どもたちにクラシック音楽に触れる機会を広く提供することで、音楽教育を通じて子どもたちの成長を支援することを目指す。これはSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」への貢献にもつながっている。
なお同社は、2008年にコンサートを開始して以来、入場料収入は全額、地域の音楽文化振興に活用している。今年も、宇部市内の中学校の吹奏楽部に楽器を寄贈する予定としている。
またコンサートと併せて、日本フィルハーモニー交響楽団による病院での「ふれあいコンサート」や中学校の吹奏楽部を対象とした「音楽クリニック」を行っており、今年も昨年同様、それぞれ事前収録とリモートによる実施を予定している。
同社グループでは、持続可能な社会の実現に向けて「UBEグループサステナビリティ基本指針」を定め、役員・従業員の一人ひとりが貢献を目指すとともに、「成長」「環境」「社会」「経営(ガバナンス)」それぞれのマテリアリティ(重要課題)を特定し、その解決に積極的に取り組んでいる。この考え方のもと、「UBEクラシックコンサート」を、音楽を通じて子どもたちを育む活動へと発展させ、これからも継続していくとしている。