藤倉コンポジットの23年3月期第1四半期決算は、売上高が96億3400万円で前年同期比13・9%増、営業利益は11億3900万円で15・5%増、経常利益は14億9600万円で22・5%増、四半期純利益は11億9500万円で26・4%増となった。
産業用資材では売上高は57億300万円で前年同期比3・2%増、営業利益は2億3400万円で55・9%減となった。
工業用品部門は、半導体等の部品調達難により主要顧客が大幅減産となったことで稼働率が低下、また原材料費、エネルギー費、物流費の高騰など外部要因の影響もあり減収減益となった。制御機器部門は、引き続き半導体・液晶市場の設備投資が好調を維持し、医療市場も堅調に推移し増収増益となった。
引布加工品の売上高は11億9600万円で同16・9%増、営業利益は5200万円で同2700%増となった。引布部門は自動車関連については需要が低迷したが、一般ゴム引布は堅調に推移し、増収減益。印刷材料部門は、輸出の受注回復及び円安の影響により、増収増益となった。加工品部門は、舶用品の受注が国内外で好調に推移し、増収増益。
スポーツ用品の売上高は26億3900万円で同期比45・2%増、営業利益は9億7700万円で同71・8%増。
23年3月期通期業績予想は売上高は380億円で前期比2・2%増 、営業利益は45億円で同8・2%増、経常利益は45億円で同8・2%増、当期純利益は40億円で1・5%減を見込んでいる。
2022年08月10日