物流好調でベルトは増収増益 ニッタの4~6月期

2022年08月10日

ゴムタイムス社

 ニッタの2023年3月期第1四半期連結決算は、売上高が210億2900万円で前年同期比2・3%増、営業利益は14億6600万円で同2・3%減、経常利益は34億700万円で同1・3%増、四半期純利益は27億3200万円で同3・8%増となった。
 セグメント別では、ベルト・ゴム製品の売上高は69億7900万円で同13・1%増、セグメント利益は9億5200万円で同23・7%増となった。国内は物流業界向けや搬送用途が好調。工作機械向けも堅調に推移した。海外は物流業界向けや繊維業界向けが好調だった。
 ホース・チューブ製品事業の売上高は79億2700万円で同2・7%減、セグメント利益は2億5100万円で同54・4%減。ホース・チューブ製品は国内・海外ともに半導体製造装置向けが好調に推移した。ただ、建設機械向けや自動車業界向けは低調だった。
 化工品事業の売上高は26億8400万円で同8・6%減、セグメント利益は600万円の損失(前年同期は5600万円の利益)となった。化工品事業製品は、国内では遮水製品が堅調な一方、鉄道部品やOA機器部品が低調に推移した。
 その他産業用製品事業の売上高は23億8600万円で同1・5%増、セグメント利益は2900万円で同24・0%減。空調製品は半導体や電子部品向けが好調だったが、測定器は低調に推移した。
 2023年3月期通期業績予想は直近から変更はなく、売上高は860億円で前期比 2・7%増、営業利益は53億円で同0.7%減、経常利益は124億円で同6・0%減、当期純利益は100億円で同4・7%減を見込んでいる。

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