グループ内組織再編を発表 三菱ケミと海外地域統括会社

2022年08月24日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルグループは8月22日、同社と同社の連結子会社である三菱ケミカル(MCC)、及び同社グループの北米及び欧州における海外地域統括会社(4社)を当事者とするグループ内組織再編を行うと発表した。

 同社グループの北米及び欧州における海外地域統括会社は、同社の直接出資子会社であるMitsubishi Chemical Holdings America(MCHA)、Mitsubishi Chemical Holdings Europe(MCHE)、MCCの直接出資子会社であるMitsubishi Chemical America(MCA)、Mitsubishi Chemical Europe(MCE)の4社となる。

 同社は、2022年10月を目途に、同社グループの北米及び欧州におけるそれぞれの海外地域統括会社の組織再編を以下の通り実施する。
①三菱ケミカルグループを分割会社、MCCを承継会社とする吸収分割により、MCHA及びMCHEの全株式及びその管理事業を承継
②MCCがMCHA及びMCHEの全株式をMCA及びMCEへそれぞれ現物出資
③北米においてMCAとMCHAを、欧州においてMCEとMCHEをそれぞれ合併することにより、北米及び欧州における海外地域統括会社を集約する。合併の日程や方式等の詳細については今後検討していく。

 同吸収分割に伴う当事会社の名称、所在地、代表者の役職・氏名、事業内容、資本金及び決算期については変更はない。なお、承継会社であるMCCは、同本吸収分割の効力発生日において同吸収分割の効力発生を条件として、同吸収分割により取得したMCHA及びMCHEの全株式を、MCA及びMCEへそれぞれ現物出資により移管する。さらに、北米においてMCAとMCHAを、欧州においてMCEとMCHEをそれぞれ合併することで、同社グループの北米、欧州における海外地域統括会社を集約し、経営効率の向上及び意思決定の迅速化を図っていく。

 同社は、同組織再編は、同社及び同社完全子会社の間でグループ内の再編として行うものであり、同社の連結業績に与える影響は軽微であるとしている。

 

再編前・再編後イメージ

再編前・再編後イメージ

 

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