■ 夏季トップインタビュー
医療機器分野の事業拡大目指す
バンドー化学 植野富夫社長
◆社長就任後の感想は。
全国の顧客や代理店、当社の各事業所の従業員など、非常に多くの方と直接対話をする機会を通じ、改めて期待の大きさ、重責を痛感しているのが率直な感想だ。ただ、当社としてやるべきことは明確であると認識しており、当面の対処と中長期的な目線での方策をそれぞれ推進していく。
◆22年度第1四半期業績について。
売上収益は25,647百万円で前年同期比11.4%増、コア営業利益は1,867百万円で同13.8%減、営業利益は2,155百万円で同7.4%減、四半期利益は2,109百万円で同9.1%増となった。
自動車部品事業は、半導体不足やロックダウンの影響などにより、自動車の減産の影響を受けた。一方、注力している補修市場の拡販では一定の成果が出始めており、全体としては増収となった。ただ、利益面では、原材料調達コストなどの高騰が影響し、減益となった。
産業資材事業は、原材料調達コスト増の影響を受けたものの、民間設備投資の増加や農業機械をはじめとする伝動ベルトの販売増が奏功し、増収増益となった。
高機能エラストマー事業は、
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