ユニチカは8月25日、包装用2軸延伸ナイロンフィルム及びポリエステルフィルムについて、2022年9月21日出荷分より値上げをすると発表した。
対象製品および価格改定幅は、エンブレム(ナイロンフィルム)が15µm換算で400円/連、エンブロン(複層ナイロンバリアフィルム)が15µm換算で400円/連、セービックス(ナイロンバリアフィルム)が15µm換算で400円/連、エンブレット(ポリエステルフィルム)が12µm換算で200円/連、セービックス(ポリエステルバリアフィルム)が12µm換算で200円/連となっている。
同社は昨年、今春と価格改定を実施したが、その後も引続きコロナ禍からの景気回復、また欧州における地政学リスクの影響等により、電燃費、物流費、副資材等製造コストは上昇が続いている。このような状況の中、同社では継続して様々な合理化、省力化など徹底したコスト削減に努めてきたが、自助努力だけでは吸収しきれない状況となっており、フィルム製品の品位安定及び安定供給を維持するため価格改定の実施を決定した。